伊香保 水沢観音 大陶器市 波佐見焼を買う 彩雲窯

水沢観音といえば、有名なのは水沢うどんで、讃岐うどんと並んで、人気のうどん。

群馬県人はうどんが好きである。

そのため、パスタも高崎あたりでは、並盛で他県の大盛りでお得である。

 

 

その榛名山伊香保の近くの水沢観音の大駐車場で、大陶器市が開かれていた。

梅雨の涼しいときに、と水沢観音を目指した。

 

<写真> 水沢観音      (Panasonic FT-1で撮影)

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<写真> 大陶器市

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小雨がふるなか、テントに突撃、いろいろと話を聞く。

目的の一つは、ぐい飲みである。

 

一つ、この人は天才ではないかと、思われるものが目に入った。

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波佐見焼の彩雲窯である。

結晶釉の一つであると思うが、見事である。

色も茶色、緑、青などのいろいろな結晶が出ている。

 

値段もよい。

しかし、伊万里などのテントでみると、結晶の入ったものはもっと高い。

波佐見の彩雲窯の結晶の出たものは、安いほうであるが、形も結晶もよく出ている。

 

下は、波佐見焼の伝統模様をアレンジしたものでこちらもよい値段である。

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形もいろも飽きない感じのもので、また古い時代のようにも感じられる。

人間になじむ感じである。

人の手で絵付けをしたもので、機械の印刷ではない。

 

さて、悩んで、今宵、生酒の冷酒をちびりちびりといただいているのは、

彩雲窯の大き目のぐい飲みである。平底の安定したもので、カンナが外側に入っており、手になじむ。

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修とある。作り手は、彩雲窯の松尾修介さんのようである。

この研究熱心な若者は、何を作ればよいかを知ってるようだ。

 

 

ゴルフボールより高さがある。すわりの良い、善い作品である。

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何度ながめても飽きない味わいがある。

 

ちなみに結晶釉を使えば、だれでも、またすべてが結晶になるわけではない。

結晶成長には、必ず核が必要であり、また結晶のサイズが広がるには、一定の速度での冷却が必要である。

 

また全面が結晶化している自性寺焼きが群馬県安中市秋間に一軒ある。これは全面が結晶化している。一つ持っているが、全面が結晶で、使っているとうるさく感じ、最近では出番はない。使う側としてはありがたくない。

地の粘土、釉薬の濁った白、灰でついた黒ずみや、玉虫色などが、変化を生み目を楽しませる。