中禅寺湖 ヒメマス絶滅??? 東電原発汚染??? 

f:id:pottering_potarin:20180714101828j:plain

中禅寺湖 男体山 


原発の水素爆発から10年目になった。

 

2011年の春、大量のセシウムを東電がばらまいた。衝撃的な事件だった。

 

東北だけでなく関東もひどく汚染された。

チェルノブイリ並みの不祥事であった。どこが技術立国なのか。それも国内で一番高い電気代の単価を取っている会社がの不手際であった。

 

該当する原発建設時のNHKアーカイブでは、30mほど地盤を削って、つまり標高を30mほど下げて建設したため、津波に弱い構造は人為的に作られたものと思われる。

 

火山は、海からの海底、つまりプレートが日本列島に潜り込み地下1400mあたりに行ったあたりに発生する。火山はまた地震を発生させる。然し、プレートそのものが大きな地震を周期的に発生させる日本では、原発の建設は海外より慎重になるべきというより、絶望的である。電力会社は、札束で寒村の頬をたたくようにして原発を設置してきた。

 しかしどうであろう、ひとたび原発が破壊されれば莫大な費用がかかり、それも数百年続く。日本においては、原発はコストが無限大に高いのである。しかも、東電は廃炉処理を税金に分投げてきた。

 

 金銭面では、東電管内外の国民もその税金を負担している。

然し、金の問題は、金の問題で、国民が東電の借金を末永く背負わされたまでで、日本の若者がまた貧乏を背負わされた形になった。

 

お金よりもっと怖いのは、健康面である。

チェルノブイリを見ればわかる。

 

水素爆発からちょうど10年目になった。

11,12,13,14,15,16,17,18,19,20とちょうど。

 

調べたみると、栃木、群馬の山菜類はまだ引っ掛かっている。コロナで目立たないで、いまだ解決していない。

出荷禁止というか、自粛というか。

 

アングラーの一人として、中禅寺湖や神流湖のピカピカのマスを愛してやまないワタクシは、栃木県のサンプリングを毎年チェックしている。

 

中禅寺湖の魚は、いまだ食べてはいけないのである。つまり、食べては危険なレベルの放射能汚染しているということになる。

4年生きるマス類は、すでに、3サイクルめとなっているのにである。人で言えばおじいさんが汚染され他の二、孫の世代までセシウム汚染しているということになる。

中禅寺湖そのものが汚染されて死の湖ともいえる状況に陥ってしまった可能性が考えられる。

 

唯一、持ち出しが可能となったヒメマスであるが2017年を最後に、いなくなったらしい。例年、流れ込みに秋には大量のヒメマスが登ってきて捕獲されてきた。然し昔の話である。遡上が激減したのであるから卵も取れないこととなる。

 

はたして、中禅寺湖のヒメマスは復活するのであろうか?唯一プランクトンを餌にしているために、持ち出しが許可されたヒメマス。他のニジマスビワマス(本ます)、ブラウントラウト、レイクトラウトは、いまだ持ち出し禁止である。理由は、魚類を餌としているからである。餌の小魚、ワカサギやヨシノボリがいまだ汚染されているがための食物連鎖ということである。

 

ヒメマスがいなくなったのは、放射能で子孫が出来なくなったためか?

素人はそう考える。

 

一説によるとレイクトラウトが食べてしまうという説もあるが、ニジマスより動きの速いニジマスが、そうたやすく図体の大きいのろまなレイクトラウトに食べられてしまうことはない。病気になった時や、弱った時は別であるが。やはり放射能で姫様が全員全員弱ってレイクトラウト君に食われたのか?

 

ウィスキー片手に、今後出番のなくなったトラウトロッドを磨きながら、堂々巡りの考えをめぐらす。

 

栂の突端から10gの小さめのルアーでヒメマスを釣った日々は遠い遠い記憶となった。

 

 

 参考までに、こんな下野新聞の記事も見つけた。

https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/948

 

朝日新聞では、

 

 

漁協は、何も努力していないわけではないとのことを繰り返しずっと弁明している。

バカ高い日釣り券を買ってもヒメマスはいないというユーザーの意識は受け止めていないようだ。

 

合掌 ・・・・・・ ただ祈るのみである。