抜鉾神社 ウナギを食べない話 高崎

高崎市の郊外の田んぼの中を進むとこじんまりとした神社が鎮座していた。

 

鉾神社であった。境内はきれいに掃除がしてある。

 以下写真Pentax K10D、CCD時代のカメラである。1000万画素しかありませんが十分です。最近の画素数ばかり多くて価格が高いが、コストの安いCMOSを使っているデジイチとくらべると、写り(解像度とかキレだけではなくバランスとして)が良いような気がします。

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ウナギ伝説

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鉾神社は、富岡市にある一の宮貫前(ぬきさき)神社のことである。

貫前神社自体、もともと抜鉾神社という名前であったようであるが、

近くの安中市にある咲前(さきさき)神社の前と抜で"ぬきさき"となったようである。

フツヌシノカミとは物部姓磯部氏の氏神とのこと。磯部といえば、安中市磯部温泉は有名ですね。あの磯部は、古からの名称なのでしょうか。

 

安中市の鷺ノ宮にある咲前神社 534年(531年)建立 が、抜鉾神社(貫前神社)の元々の神社となるようですね。

 

ところで、下の写真の石碑は、公共事業の記念のようですが、神社が見えません。はっきり言ってジャマです。デカ過ぎるのです。

神社より大きい現代の石碑は、邪魔というより、ずいぶんとカミサマに失礼な場所に建てたものですね。

高崎市の市会議員の名前が彫ってありますが、とんだお邪魔虫で税金の無駄遣いですね。もっとエコに、控えめに作れなかったのでしようか。

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高崎市菊池の抜き鉾神社の背景は雄大な榛名山の連山です。ハチロクを有名にした漫画、頭文字Dでは"秋名山"となっています。伊香保榛名町、中之条の三方から上るつづら折れの道路があり、ドライブ、ツーリングコースとなっています。

現代のハチロクは車重1.25tと肥満ですので、すでにスポーツカーではなく、勝ち組の年寄目当ての、青春よもう一度願望の乗用車ですね。漫画に出るハチロクの重量は0.9tとマツダロードスターより軽かったのです。マツダロードスターの重心の低さは、榛名山碓氷峠を駆け抜けるのには、ハチロク以上の旋回性能ですね。古いのがたくさん走っているのには、真のスポーツカーを中古で安く手に入れることができ、若者から熟年まで広いファンがいますね。商売上手のトヨタと、頑固なマツダの真に車の目的にこだわった車の差は、見えない部分でショックアブソーバーとかに手抜きをしないロードスターにありますね。

 

安中市の咲前神社が抜鉾神社の前身として作られたころは、榛名山は最後の噴火の時期でした。当時の人は榛名山二ツ岳の噴火(525-550あたり)を眺めていたわけですね。

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右から三分のところの、ふたこぶの山です。渋川市で鎧兜の人骨が発見された火山灰、軽石の噴火した山です。

 

抜き鉾神社の境内、鳥居の前に灯篭がありますが、左右違います。

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神社拝殿

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本殿脇の祠

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神社の後ろ本殿、拝殿より彫が重厚です。田舎の小さな神社はいろいろありますが、これはしっかりできています。

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裏庭には、祠やこんこんさま、御神石、

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数十メートル離れて御神池が、乾期で干上がっているのか、いつもなのかはわかりません。何か意味があるのか変に木が二本クロスしています。ウナギでしょうか。

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30分ほどの地元観光でした。知らないところ、ことが多いですね。