線ヶ滝 群馬県南牧村 星尾
登山のついでに、滝によることがある。
特に南牧村は、滝が多く、楽しみである。
途切れることのない水が、次々とふり注ぐ。
馬鹿と阿呆の絡み合いのような世の中から抜け出て眺める滝は時を忘れさせる。
(日本の経済の原点はものづくりだあった。いまも空洞化が進む。世界中の先進国は同様で、首相の強気とはうら腹にどこも成長する理由はない。資本主義の富の再配分がうまく収束しない状況が、不景気を作っているようだが、多くの経済学部、政治学部ご出身の方々が、世に多くおられるがどうにもならない。経済の血液であるお金の大半が、超電導磁石のごとく一部の人に集中し、働いた人々の労働総生産の半分くらいは、動脈瘤か心筋梗塞となり、お金が循環せず、経済が仮死状態になっているようだ。
滝はいい。途切れることなく水が流れる。経済も、金持ちがお金を貯めこむのではなく、低いほうにどんどん落すのが景気回復には必要ではと思う。)
線ヶ滝には、先日の立岩登山で、出会った。
名の通り糸を引くかの線になっている。35mの高さは、決して低いとは言えない。
ただただ、上品で美しい滝である。