ひとつばな
"ひとつばな" を見るために2時間ほどかけて、急な山を登った。
スケッチ2枚、写真数百枚。
"ひとつばな" とは"ヤシオツツジ" のことである。
あえて山に登らなくても、中禅寺湖あたりでも見ることができる。
しかし、何かすこしちがう気もする。
中禅寺湖では、もう30年もマス釣りには春から夏にかけて時々出かけてきた。
そのヤシオツツジと、ヒトツバナは違って見える。
車とボートで行く中禅寺湖の八丁出島のツツジは、それほど感動したことはなかった。
しかし、南牧村の数多くの岩藪の山を登る中で、見る"ひとつばな"は、清楚、可憐、強さ(何しろ、1000m程度の風すさぶ岩山で、強風と雪に耐えて、春にはまた裂くのである)となんでも、形容詞がつくのである。